水張りってなぁに?(水彩技法レクチャー①)

水彩やアクリル絵の具で絵を描いていると仕上がりがべろべろに伸びてしまうこと、ありませんか?
紙は描いているうちに伸び縮みしています。
伸び縮みをそのままにしてしまうと、作品が仕上がったときにはベコベコに凹んでしまうのです。
それを防ぐのが水張りです。

初心者も失敗しづらい水張りの方法をレクチャーします。

この記事は水張りテープで綺麗にできる人には特に用のない記事です。
自分が水張り自体に慣れてない時(初心者の時)にやっていて失敗しにくかった方法を書きました。
パネル水張りは額装しなくてもそのまま飾れるのが利点です。
どなたかの参考になりましたら幸いです。


今回はベニヤパネルに張り込んでいきます。

準備するもの

・ベニヤパネル
・刷毛(ハケ)もしくはスポンジ
・雑巾
・水をたくさん入れたバケツ
・ガンタッカーもしくは水張りテープ

※水で床が濡れるので、すぐに拭ける板張りや洗面所でやった方がいいです

ガンタッカーはホームセンターや100円ショップで購入できます。

ガンタッカー

1.まずはパネルの下準備

パネルの表面を雑巾やスポンジで水拭きします。(汚れるので100均の安いもので大丈夫です)
拭いていると茶色くなってきますが、ある程度綺麗になるまで拭いてください。

2.紙の下準備

紙を必要なサイズにカットしておきます。
パネルに張り込む場合(厚み25mmの場合)→描画サイズ+40mm程度でカット(まぁ大きければ大概大丈夫です)
埃が付いて無いか確認し、紙の表裏を確認します。

紙の表裏って??

ロール紙の場合は大半のメーカーが、外側を表にしています。
シートの場合は、ウォーターマーク(透かし)やエンボスの読める方向が表になります。
透かしが無い場合は、一般的には凹凸のハッキリしている方が表です。

3.紙を水で濡らす

表裏にたっぷりと刷毛やスポンジで水を含ませましょう。
紙の端から乾きやすいので、こまめに四隅に水を含ませます。床が濡れても気にせずにたっぷりあげましょう。
紙の質感にもよりますが、5分ほどで水がなじんできます。そうしたら、空気が入らないようにパネルの上に紙を載せ入った空気はなるべく刷毛で放射状に抜いていきます。

↑このように、耐水性のインクやアクリル絵の具で先に下絵を描いておくのも手です。
因みにこの線画はアクリル絵の具で描いています。

とにかくパネルにも紙にもたーっぷり水をやりましょう!

4.真ん中から留める

ここでガンタッカーの出番です。まずは軽く引っ張りながら真ん中を留めます。

※薄い紙は引っ張りすぎないように注意。

ここからはスピード勝負!

図の順番で留めていきましょう。

1→2→3→4の順番にガンタッカーで留めます。

床が濡れてる??気にしない気にしない

4.四隅を留める

真ん中から端に向かって番号の順番に貼っていきます。(これは私の場合の順番です。キャンバス貼りと同じ要領です。)
初心者の場合は四隅の端の処理はあまり気にしないでやった方が失敗しないと思います。

↑全部留めたところ


端っ子は最初からパネルから切り離すのであまり考慮せずに貼っています。
このまま飾りたい人は、三角に折って、丁寧に端っこを処理しましょう。

波打っていますが、これが乾くとピーンと張ります。

数時間後・・・・

四隅はこのままだと描くときに邪魔だったので、
三角折して留めました。
紙がピーンと貼れました。
完成です!

出来上がってから切り離しても良いし、このまま水張りテープで針を隠して展示することもできます。

番外編;マスキングテープで水張りの場合

手軽な方法です

パネルに湿らせた水彩紙の四隅をマスキングテープで留める方法もあります。

乾かしてから制作に入りましょう。

すぐはがれてしまうのでパネルのままは飾れません。あくまで制作中の仮止めです。
完成品は剥がして額装しましょう。


ここまで読んでくださってありがとうございました!

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